2023年4月1日~6月30日までのBIG5-BASICを利用した85,278人分のデータからビッグファイブの性格特徴と職業の関係、また生活満足度などを分析しました。
具体的には下記の分析になります。
・経営者と労働者のビッグファイブ比較
・【BIG5-BASIC】で分かる「考えることを好む」人の適職
・【BIG5-BASIC】で分かる「問題対処能力に優れた」人の適職
・地域別満足度ランキング
・男女別年齢別満足度調査
・地域別ビッグファイブ調査
自分の性格と適職の関係やビッグファイブの地域差、また男女別の生活満足度が分かる、非常に有効なデータになりますのでぜひ参考にしてみて下さい。
経営者と労働者のビッグファイブ比較
2023年4~6月の約9万件のデータから、有効なデータを抽出し、経営者と経営者含む労働者のビッグファイブを分析し分かったことは
・経営者含む、労働者に共通して必要な性格特性は「C:勤勉性」である
・経営者に最も必要のない性格特性は「A:協調性」である
以上のことが分かりました。
それぞれのビッグファイブ分析の偏差値ランキングは下記の結果となります。
経営者のビッグファイブ偏差値ランキング
①C:勤勉性(57.1)
②O:創造性(56.9)
③N:情動性(56.4)
④E:外向性(56.0)
⑤A:協調性(52.1)
労働者全体のビッグファイブ偏差値ランキング
①C:勤勉性(50.7)
②N:情動性(50.4)
③O:創造性(49.9)
④A:協調性(49.8)
⑤E:外向性(49.3)
※BIG5-BASICの「N:情動性」は一般的な数値の扱いとは逆になります。
経営者を含む、労働者に必要な性格特性はC:勤勉性であり、A:協調性やE外向性の必要性は低いという結果になりました。E:外向性の必要性が低いという結果は意外でした。
【BIG5-BASIC】で分かる「考えることを好む」人の適職
BIG5-BASICの診断結果の最初にある『●●さんは「~~な人」』の前半の文言はその人の1番の性格特性を表現しています。
2023年4-6月のデータから、1番の性格特性が「考えることを好む」から分かる職業、職種を分析してみました。
「考えることを好む」を一番の性格特徴に持つ人の適職偏差値ランキング
「考えることを好む」人の職種ベスト5
①コンサルタント
②デザイン・音楽等クリエイティブ業
③企画・マーケティング
④ライター・編集者
⑤研究者
「考えることを好む」人の職種ワースト5
①組立整備・修理
②運転
③清掃業
④製造・加工
⑤居住施設・ビル等の管理
「考えることを好む」人の業種ベスト5
①放送・出版・マスコミ
②不動産業
③教育・学習支援業
④情報通信業
⑤娯楽業
「考えることを好む」人の業種ワースト5
①郵便業
②医療・福祉業
③製造業
④団体
⑤卸売・小売業
今回検証したのは私の特徴である「#考えることを好む」人の適職分析になります。
主観ではありますが、すでに経験した職種、業種もあり、納得感のある興味深い検証結果となりました。
【BIG5-BASIC】で分かる「問題対処能力に優れた」人の適職
【BIG5-BASIC】の結果の最初にある『●●さんは「~~な人」』の前半の文章が「問題対処能力に優れた」になった場合の職業、職種の分析は下記になります。
「問題対処能力に優れた」人の適職偏差値ランキング
「問題対処能力に優れた」人の職種ベスト5
①コンサルタント
②研究者
③ライター・編集者
④営業職
⑤経営・管理職
「問題対処能力に優れた」人の職種ワースト5
①組立整備・修理
②清掃業
③製造・加工
④一般事務
⑤飲食調理
「問題対処能力に優れた」人の業種ベスト5
①娯楽業
②不動産業
③放送・出版・マスコミ
④情報通信業
⑤旅行業
「問題対処能力に優れた」人の業種ワースト5
①郵便業
②医療・福祉業
③宿泊業
④卸売・小売業
⑤団体
地域別満足度ランキング
今回はBIG5-BASICの利用者情報から【地域別満足度ランキング】を分析しました。
お住まいの地域が他の地域と比較してどれくらいの満足度なのかぜひ確認してみて下さい!
「非常に満足・やや満足」の比率が高いランキング
①四国(38.5%)
②関東・甲信越(37.9%)
③関西(36.5%)
④沖縄(35.9%)
⑤中部(35.1%)
⑥中国(34.9%)
⑦九州(34.3%)
⑧北海道・東北(25.5%)
「不満・やや不満」の比率が高いランキング
①中国(32.13%)
②沖縄(32.04%)
③九州(31.96%)
④中部(31.16%)
⑤四国(29.90%)
⑥関東・甲信越(29.15%)
⑦関西(28.56%)
⑧北海道・東北(24.66%)
※上記のランキングは、4/1~6/30までの約9万人分のデータから信頼度の高いデータを抽出し作成しています。
おおよその傾向としては
・四国、関東・甲信越、関西エリアは比較的満足度も高く不満感も低い
・中部エリアは平均的
・北海道・東北エリアは満足度が「どちらでもない」の中間層が最も多い
ちなみに「非常に満足」の比率が高いTOP3は
①四国(9.97%)
②関東・甲信越(9.58%)
③沖縄(9.39%)
逆に「不満」の比率が高いWORST3は
①沖縄(12.15%)
②九州(11.45%)
③関西(11.11%)
全体の平均として、興味深い結果としては、満足度が中間の「どちらでもない」と答えた方が全体の四割近くいる一方で、「非常に満足・やや満足」と答えた方が34%、「不満・やや不満」と答えた方が29%と、わずかに今の生活に満足している方が多かったということが分かりました。
男女別年齢別満足度調査
BIG5-BASICを受けた4-6月のデータから男女別年齢別の満足度を分析してみました。
結論から言うと、「人生中盤でいったん満足度が下がるが、40台を過ぎたあたりから満足度は高くなる」ということが分かりました。
その他分かったことは
・女性は30歳前後が不満度のピークであとは緩やかに満足度が高まっていく
・男性は35歳あたりが不満度のピークであとは満足度が高まっていく
長生きすればいいことがあるという結果でした。
今回のデータはBIG5-BASICを受けた4-6月の9万人の中から重複や信頼性の引くデータが対象で、60代以上はサンプル数が少ないため対象外としています。
分析データの詳細は画像にてご確認ください。
地域別ビッグファイブ調査
BIG5-BASICを受けた4-6月のデータから地域別のビッグファイブを分析してみました。
沖縄エリアの協調性の高さや関東・甲信越エリアの創造性の高さがなかなか興味深いところです。
分析データは画像でご確認ください。
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