【BIG5-BASIC】が性格診断をやってみた!『jobgram(ジョブグラム)』編
『jobgram(ジョブグラム)』とは
『jobgram』は性格診断の検索順位が10位前後に入る急成長中の有名な診断サイトです(2022年12月時点)。
問題数は85問、所要時間は約12分ほどでなかなかボリュームのある診断です。「そう思わない」から「そう思う」までの7つの中から自分に合った回答を選びます。
結果は登録のメールアドレス宛に届くためメールアドレスの登録が必須になります。性格診断というよりは企業の適性検査という感じの診断になります。
中心の理論としてはビッグファイブを採用しつつ、独自の指標も複数持ち、とてもボリュームのある解説が読めます。
興味深い点としては自分用の性格診断結果とサンプルにはなりますが採用側から見た診断結果の両方があるところです。サンプルでは営業適正のみにはなりますが、そのほかエンジニア、デザイナー、人事などの適性が採用目線で分かるようです。
※他の性格診断にも興味がある方は、自己分析ができる本格派の診断サイトをまとめている下記記事もあわせてお読みください。
『jobgram(ジョブグラム)』でわかること
『jobgram』では「思考パターン」「思考パターンの詳細」「行動パターン」「ビッグファイブ」「特徴ラベル」の5項目から性格を分析します。
あなたの思考パターン偏差値
・リーダー適性
・アナリスト適性
・サポーター適性
・エネルギッシュ適性
上記の4つの思考パターンに分類され、それぞれ下記の詳細な項目が含まれています。
・リーダー適性:決断力、合理的、目標設定、スピード感
・アナリスト適性:情報収集、分析思考、論理思考、冷静沈着
・サポーター適性:協調的、優柔不断、心配性、組織的
・エネルギッシュ適性:ポジティブ、直感的、自己主張、行動的
結果には上記の尺度ごとの割合が示されています。
あなたの行動パターン偏差値
・効率重視
・友好重視
・知識重視
・体裁重視
・挑戦重視
上記の5パターンの偏差値から行動のパターンを分析します。
あなたのビッグファイブ偏差値
・外向性(内向・平穏⇔外向・刺激)
・神経質傾向(温和・自信⇔激情・不安)
・開放性(現実・保守⇔独創・挑戦)
・協調性(冷酷・強情⇔親身・寛容)
・誠実性(中断・非組織⇔継続・組織)
科学的に最も信頼されている性格特性理論であるビッグファイブ理論から性格を分析しますです。
ビッグファイブは個人ごとの脳の働きや神経伝達物質の分泌傾向などの差に由来する、遺伝的傾向が強いもので、これらの傾向をもとに様々な経験を通し性格が形成されていく、前提のような理論です。
良し悪しはなく、結果はあなたの”脳のクセ”のようなものだと捉え理解します。
特徴ラベル
「思考パターン」「行動パターン」「ビッグファイブ」というすべての診断から、その人の性格特性として最も特徴的な部分をピックアップし説明しています。
【BIG5-BASIC】の『jobgram』の結果は?
まずは診断者の性格を一言で表現した文章が表示されます。
【BIG5-BASIC】は「知識をつけるのが生きがいで好奇心旺盛な、行動超人タイプ」ということでした。好奇心は旺盛ですが行動力はそこまで高くないと自覚しています。当たっているかどうかは半々といった感想です。
あなたの思考パターン偏差値
おおよそ平均的でサポーター適性がやや弱いようです。解説文には「圧倒的な行動力」「絶大な自信をもつ」「エネルギッシュで直観的」という感じで性格が表現されていました。行動力やエネルギッシュという言葉にはあまり共感は持てない感じです。
思考パターン詳細分析
四つの思考パターンの詳細が分かります。思考パターンがどのような尺度で構成されているか参考になります。決断力やスピード感が高いのでリーダー適性があるのかとか、優柔不断で心配性なのでサポーター体制が低いなど具体的に読み解くことができます。結果を見るとエネルギッシュな部分が高いのかなと感じます。
あなたの行動パターン偏差値
一言で表すと「情報収集が楽しくてしょうがない、知識武装こそ力」と表現されています。これはすごく納得な結果でした。
あなたのビッグファイブ偏差値
外向性と開放性が高く、協調性が少し低く、やや神経症傾向が強く、誠実性は平均的という結果でした。これは【BIG5-BASIC】の結果の傾向とも一致し、納得の結果でした。
【BIG5-BASIC】と『jobgram』のビッグファイブ比較表
jobgram(偏差値) | BIG5-BASIC(%) | |
---|---|---|
外向性 | 56 | 73% |
神経質傾向(情動性) | 55 | 87% |
開放性(創造性) | 64 | 99% |
協調性 | 48 | 26% |
誠実性(勤勉性) | 50 | 84% |
※『jobgram』は偏差値、【BIG5-BASIC】は%表記になります。
特徴ラベル
【BIG5-BASIC】の場合は「精力的」と「柔軟的」の2つのラベルが選ばれていました。
「精力的」のラベルはテンポが速くて忙しい生活を送るのが好きな傾向で、 迅速、元気に動き回り、多くの活動に関与する、また「柔軟的」のラベルは答えが一つでない場面で、答えをたくさん出せるような柔軟な思考を持っているとのことでした。
採用モデル(営業)
サンプルなので営業適正のみですが判定は「A」でした。条件はスコア満点100%の「A」から「E」までなので【BIG5-BASIC】はかなり「営業職」に向いているようです。
まとめ
以上、『jobgram』でした。
採用面に特化した適性検査のような感じで、なかなか濃厚な結果が見れました。
当たっているかの納得感は半々といったところですが、社会人としての基礎的な尺度やビックファイブ理論を採用した性格診断サイトの中でもかなり本格的な診断だと感じました。
皆様もぜひ【BIG5-BASIC】と『jobgram』どちらも試してみて自己理解を深めてみてはいかがでしょうか。
BIG5-BASICとの比較表
jobgram | BIG5-BASIC | |
---|---|---|
質問数 | 85問 | 120問 |
所要時間 | 12分 | 15分 |
結果文字数 | 約1500文字 | 約2000文字 |
ベース理論 | ビッグファイブ理論 | ビッグファイブ理論 |
テストの信頼性 | × | 〇 |
タイプ分け(類型) | × | × |
結果内容 | 思考パターン/思考パターンの詳細/行動パターン/ビッグファイブ/特徴ラベル | BIG5グラ/個人の性格特徴別の説明/テストの信頼性 |
自分に対する『嘘』を見抜き、本当の性格を知りたくないですか?
「BIG5-BASIC」は約15万人分のBIG5データから性格を分析し、性格検査最大の欠点である質問文に対する『嘘』を見抜きます。
関心をお持ちの方は下記ボタンからぜひ一度試してみて下さい。
※他の性格診断にも興味がある方は 下記の比較記事もあわせてお読みください。